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大正池(たいしょういけ)
大正池写真
湖面に浮かぶ枯木と穂高連峰は、
上高地を代表する景観です。
幻惑の旋律奏でる焼岳大噴火の残照
焼岳、穂高を穏やかな湖面に美しく映し出す晴天の顔、
彩色を失った風景の中、立ち枯れの木々の黒い影と藍色の湖面が幻惑の旋律を奏でる霧の顔。
大正池は、清らかな水の底に潜む魔物の姿を隠すようにその色を変えながら今日も山々を讃えてる。
大正4年6月6日、焼岳の大爆発による膨大な土砂流により、急スピードで梓川がせき止められた。短時間のうちに川の水は上高地温泉まで達し、これが大正池の誕生となった。その後、土砂の流出が続き、現在は当時の一割以下の規模となっている。梓川湖、大正湖などと一時呼ばれたが、やがて「大正池」の名が定着した。幻想的な立ち枯れの木は、水没した木が枯れて幹だけ残ったもの。昭和2年より霞沢発電所の貯水池として利用されている。
霞や朝もやの幻想的な雰囲気はとは対照的に、晴れた日には焼岳や穂高連峰を美しく映し、マガモが遊ぶ穏やかな表情を見せる。上高地の入り口に位置し、来る人を迎え、行く人を送る大正池。帰り道には名残惜しく振り返りたくなる景色がそこにある。

大正池地区周辺地図



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