10月の後半になり、上高地の気温もグッとさがり、朝晩は氷点下となる日も多くなりました。
10月17日には北アルプスでは初冠雪を記録。
翌18日は晴天に恵まれ、河童橋や大正池から望む穂高連峰の美しさに大勢の方々が息を呑んで見惚れていました。
前回の記事にて上高地で働くスタッフやガイドの方々に、2020年度の上高地の紅葉の見頃について聞いてみましたが、皆さんの予想通り例年並みの見頃時期となっています。
今回は10月20日現在の紅葉の状況と、これから見頃を迎えるスポットを昨年の写真を交えご紹介いたします。
今シーズンも閉山まで残すとろ1ヶ月を切りました。(2020年上高地閉山日は11月15日)これから上高地にお越しいただく方々は、暖かな服装にて晩秋の上高地をお楽しみください。
百名山【焼岳】のふもとに広がるカラマツの紅葉は11月上旬頃まで。
大正池からは穂高連峰も望め、雄大な山々が湖面に映し出され、壮大なパノラマビューを楽しむことができます。
大正池より散策路を進むこと約25分(約1.2km)に位置する田代湿原と田代池。澄んだ水と静寂の世界、霧氷がつく晩秋の早朝が特におすすめのです。
撮影スポットとしてもよく知られる田代橋・穂高橋、橋の上から見る穂高連峰と周辺の色鮮やかな紅葉は一見の価値あり。また、上高地温泉ホテルと上高地ルミエスタホテルのあるウエストン園地からは梓川を隔て「霞沢岳」「六百山」の山々が広く見渡すことができます。ベンチに座ってゆったりと過ごせば、静かで贅沢な秋の上高地を満喫できます。
河童橋から下流の梓川左岸沿いでは10月の中下旬から11月にかけてカラマツが黄金色に染まり、上高地バスターミナルからの眺めは穂高連峰を背景に見事なコントラストとなります。また、梓川右岸左岸の両散策路を歩けば、梓川の澄んだ流れとともに上高地を代表するカラマツの黄葉を見ることができます。
河童橋から梓川上流を仰げば穂高連峰の紅葉が、また焼岳方向を見れば梓川沿いのカラマツの黄葉が目に飛び込みます。10月下旬、晴れた日の河童橋周辺は梓川の青さと鮮やかなカラマツの黄葉が、明るく賑やかな雰囲気を醸し出します。
河童橋より上流へ5分ほどの小梨平もまた、11月上旬にかけカラマツの黄葉を見ることがきます。森の中ならではの落ち着いた雰囲気は晩秋の上高地の見所の一つでもあり、川辺に出れば穂高連峰が間近に迫ります。
登山者の数も10月の中旬をピークに、現在はぐっと静かな秋を迎えた奥上高地。針葉樹林に囲まれた明神池も彩りを増し、徳沢の梓川河原ではカラマツが美しさを増しています。宿泊をされる方は早起きをすれば前穂高岳を照らすモルゲンロートにも出会えます。
【明神・徳沢・横尾】奥上高地の宿泊施設の営業は上高地閉山日(11月15日)より早くなっています。
・横尾山荘の今年度の宿泊営業は10月17日にて終了しております。(横尾野営場は10月24日まで)
・徳沢園の営業は11月2日宿泊まで
・徳沢ロッヂの営業は11月3日宿泊まで
・明神館の営業は11月1日まで
・嘉門次小屋の営業は11月8日まで
・山のひだやの営業は11月7日まで
※営業終了日までの宿泊予約は承っておりますので、詳しくは各施設までお問い合わせの上ご確認ください。
【紅葉×登山】紅葉最盛期の涸沢カールへ!初心者にもオススメ!横尾に荷物を置いて身軽登山!
今シーズンも見事な紅葉が見られた涸沢カール。10/7の見頃時期にYouTuber「元OL登山日記byかほ」さんが横尾にテン泊し涸沢カールへ登山、鮮やかな紅葉の様子を紹介されました。