上高地に棲息する哺乳動物としては、ニホンカモシカ・ツキノワグマ・アナグマ・ニホンザル・キツネ・タヌキ・ノウサギ・オコジョ・ヤマネ・ニホンリス・ヒメネズミ・ヒミズなどが確認されています。
よく見かけるのはニホンザルです。森林に群れで住み、人間を恐れず木の上や歩道沿いを移動しています。樹林の中でニホンカモシカを見かけたり、運が良ければオコジョに出会ったりするかもしれません。
ツキノワグマもいますが、昼間の目撃情報はめったにありません。出没情報が上高地インフォメーションセンターや上高地ビジターセンターに掲示されている場合がありますので、念のためご確認ください。
小動物は動きが素早く、夜行性の動物もいるので、見つけることはなかなか困難です。それでも秋になれば落葉した林の中は見通しもよくなりますので、木の皮を剥いだ跡や木の実をかじった跡など、動物が残した痕跡・フィールドサインを探すのも一つの楽しみ方ですね。
その他にもカエルやサンショウウオなどの両生類、アオダイショウやシマヘビ・トカゲなどの爬虫類や魚類も上高地には棲息しています。
イワナは、梓川流域で見ることができます。しかし上高地の在来種はニッコウイワナと呼ばれるもので、現在は横尾より上流域でしか見られないといわれています。下流域のイワナは放流されたものや様々な斑紋を持った雑種のものが多いようです。
かつて上高地にも放流されたブラウントラウトは明神池や大正池あたりには多数棲息しています。イチョウバイカモのある清流・清水川では、イワナとともにカワマスが割と近くで見ることができます。
ご注意!
野生動物には絶対にエサを与えないでください。
4月下旬~11月15日
(*期間中無休・冬期閉館)
8:00~17:00
8:00~18:00(7月下旬から8月下旬)
無料