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さわやか信州号で東京からひとっ飛び Vol.1

【1泊2日】オトナ女子の上高地へのリセット旅(1日目)

さわやか信州号で東京からひとっ飛び Vol.1のイメージ
最近、仕事と生活に追われる毎日。豊かな自然の中で気分転換ができたらなぁ…と思って、なんとなくSNSを眺めていたら、キレイな風景の写真に目がとまりました・・・ ずっと憧れていた上高地!! いつか行きたいと思いつつ、移動手段を考えると、少し距離感を感じて、なかなか重い腰が上がりませんでした。 ところが、東京から上高地への直行バスがあると知り、さっそく1泊2日で上高地行きを決めました。

いよいよ上高地への旅の日。

早朝7時15分にバスタ新宿から出発。座席は思ったよりゆったりしていて快適です。遠足が楽しみで眠れなかった子どものように、少し寝不足で乗り込んだこともあって、都会を離れるころには、ぐっすり眠ってしまいました!(笑)

目覚めたとき、車窓の外は豊かな自然が流れていました・・・
山道を登り、トンネルを抜けるたびに深い自然の中に入っていくバスに、期待は高まっていきました。
新宿を出発して約5時間。憧れの上高地に到着。

上高地の玄関口、大正池

バスを降りたのは大正池。
直行便の終点は、大正池からあと10分ほどで到着する上高地バスターミナルですが、早く上高地を実感したくて、2つ手前のバス停、大正池から歩くことにしました。

バスを降りてすぐ目の前に広がるのが大正池です。大正時代に焼岳が噴火した時に出来たことから、この名前が付いたそう。
写真で見た大正池の色はブルーの印象でしたが、この日は透き通ったエメラルドグリーン。季節や時間によってその色も変化するようです。
穂高連峰を映して広がる水鏡の風景が「ようこそ上高地へ」と、歓迎してくれているようで、思わず「すごい! きれい~!」と何度も繰り返していました(笑)。

大正池が上高地の玄関口と呼ばれる意味が分かった気がしました。

大正池のほとりにある「大正池ホテル」でランチを済ませたら、さぁ上高地散策に出発です。
上高地は、ハイキングと登山のイメージが強かったのですが、散策路が整備されているのでスニーカーで気軽に歩くことができます。途中には木道もあって、ポクポクとした足音にも癒され、肩の力が抜けていくのを実感しました。

隠れた人気スポット田代池

大正池から歩いて20分ほど。
私を待っていたのは田代湿原と田代池です。
可愛らしいさまざまな高山植物が箱庭のように美しい景観をつくっていて、SNSでも見たことのない幻想的な風景がそこにはありました。穂高連峰を見るなら田代湿原のあたりがおすすめという人もいるほど、実は上高地の隠れた人気スポットなのだそうです。春は新緑、秋は黄葉、晩秋の霧氷と、訪れる季節によって違った表情が見られるのも魅力です。

上高地の標高は1,500m。澄んだ空気と冷涼な風が気持ちよく、都会のアスファルトを歩くのとは違って、自然を感じながらのんびりと歩く楽しさを知りました。
梓川の水の透明度に感激して手を伸ばしてみたら、その冷たさにびっくり。豊かな水を育む自然の雄大さに改めて感動しました。

源泉かけ流しのホテルに宿泊

大正池からゆっくり歩いて1時間ほど。15時前には本日の宿泊場所「上高地ルミエスタホテル」に到着しました。W.ウェストンの定宿でもあったそうで、源泉かけ流しの天然温泉があります。ちなみに上高地で温泉があるホテルは、お隣の「上高地温泉ホテル」との2施設です。

チェックインして部屋に案内され、思わずテンションが上がったのは、映画のスクリーンみたいに大きな窓。パノラマに風景を切り取る開放的な窓です!
日中は、ホテルの前を流れる梓川の向こうに霞沢岳や六百山などの山々を望み、夜は天気が良ければ、星空も見える贅沢な眺めです。

室内にはマッサージチェアもあって、滞在中にいつでも使えるのは嬉しかったです。
バスルームも広くておしゃれな空間。オーガニックのアメニティも特別感があって、スキンケアの楽しみを実感できました。

夕食までの時間に温泉を楽しむことにしました。
ホテル内は客室も温泉ですが、せっかくなので大浴場へ。露天風呂からの自然も満喫して、何も考えずに心身を開放する贅沢な時間を過ごしました。

そして、楽しみにしていた夕食の時間。
普段はフレンチのコース料理を食べる機会がないので、今回は豪華な気分も味わってみたくて上高地ルミエスタホテルを選びました。
ホテルの総料理長が、自ら足を運んで吟味するという長野県産の素材や季節の旬の素材を使った料理は、盛り付けが美しく、一品一品が丁寧に作られていて、どの料理も美味しかったです。
なかでも忘れられない味は、3日間かけて仕上げるホテル自慢のコンソメスープです。澄んだスープの深い味わいは、また食べたい味のひとつです。

上高地園内に宿泊するのは、ちょっと贅沢かなとも思いましたが、このプラネタリウムのような満天の星空を肉眼で見たくて、今回は自分へのご褒美として奮発しました。
都会では絶対見ることができないこの夜空は、一生忘れられない光景となりました。
いつもは日付が変わるまで起きている私ですが、心地良い疲労感も手伝って、22時過ぎには自然と眠りにつきました。

それでは、おやすみなさい…

(撮影/2022年8月31日)

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