上高地における手荷物配送サービスの実証について
中部山岳国立公園南部地域に位置する上高地では、松本高山Big Bridge構想実現プロジェクトの一環で、
上高地を中心にそのゲートとなる沢渡、平湯温泉を含めた一帯のサービス向上について議論を行って参りました。
その中で議題となっていたのが「手荷物配送」の検討です。
これまで上高地では、利用環境を保全する観点から人、荷物ともに車両を使って園内は通行しないという運用をしてきました。
しかし、雨天時を中心に宿泊客の利用満足度を改善したいという地域の声と、国立公園における保護と利用の好循環を目指す検討の中で「上高地観光旅館組合×環境省」で試験的な実証を行うことになりました。
実証実験では「宿泊施設からバスターミナルまでの帰路」で手荷物を配送します。
地域内のリソースで完結できるサービス内容であること、環境への負荷を最小限にすることを念頭に協議を行い、とにかく“今”できる形から実証を始めるため、令和5年度はご利用できる人数や施設、時期に制限を設けての実施とさせていただきます。


●開催日時
令和5年6月1日(木)~6月30日(金)
●手荷物配送サービス実証施設(予定)
上高地温泉ホテル、上高地ルミエスタホテル、上高地アルペンホテル、上高地ホテル白樺荘、ザ・パークロッジ上高地、五千尺ホテル上高地、上高地帝国ホテル
※施設により配送時間など提供するサービス内容が異なります。
また、本格導入に向けての議論を地域では引き続き進めていきたいと考えております。
「上高地における手荷物配送サービスに関するアンケート」も以下のフォームにて実施しておりますので、ご協力をお願い致します。
皆様の声もご参考にさせていただき、利用と保全のバランスを意識しつつ、より良い上高地を目指していきたいと思っております。
