晴天に恵まれた上高地、爽やかな初夏を思わせる日差しの中、第76回ウェストン祭が開催されました。
午前10時より上高地ウエストン広場には上高地を訪れた皆様や、リュックを背負った登山者の方々が集まり、ウォルター・ウェストンの功績を称え偲びました。
安曇小学校の児童のみなさんによるウェストン碑への献花、「ウェストンを讃える歌」の献歌を行い、黙とうの後、来賓のご挨拶と「尾崎喜八の詩」の詩の朗読を行いました。

続く第2部記念講演では『信州の山に育てられ　世界へ』と題し、講師にアルパインクライマー、山岳カメラマンの平出 和也（ひらいで　かずや）さんを招きお話を伺いました。
平出さんは数々の未踏峰・未踏ルートに挑戦し、登山界のアカデミー賞と言われるピオレドール賞を３度受賞されている長野県諏訪郡富士見町出身の登山家。
サミサール登頂の貴重な体験談やご自身の登山活動のお話に、集まった方々はしばし聞き入っていました。

ウェストン祭が終わるといよいよ本格的な夏山登山シーズンの到来です。